第4回〜渋い機能編〜

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中間の動きは自動で補間。
賢いシンボル&トゥイーン。
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これまでも散々楽だ!便利だ!とシツコイくらいにFireworksの機能をご紹介してきましたが、今度はやや毛色の変わった便利さです。

今回ご紹介するトゥイーンは、2つの画像の間の連続した変化を自動的に補間してくれるという面白い特徴を持っています。そしてこのトゥイーンを実現するために用意するシンボルインスタンスは作業効率を高めるというメリットも含んでいます。

「子は親の鏡」なシンボルとインスタンス。

例えばメニューボタンなどのように同じ形状のもので、どれにも同じエフェクトが加えられているようなものが沢山あったとします。諸事情によりそれらの色や形状に変更を加えなくてはならないとき、1つ1つ修正するのはとても面倒です。どうせなら1つ直せば全部変わってくれればいいのに!という要望を実現できるのがシンボルとインスタンスの親子関係です。

シンボルとインスタンスの例
左がシンボル、右がインスタンス。

シンボルとインスタンスの関係を作成するには以下の手順を踏みます。

  1. 画像を1つ作成する
  2. 画像をシンボル化する([挿入] → [シンボル]選択)
  3. シンボル化された画像のコピー(またはクローン)を作成する
    =インスタンス    ※複数作成可能


例えば左の画像のようなメニューボタンを作成したとします。先頭の [メニュー1] がシンボル(親)で、その下はすべて親からのクローンであるインスタンス(子)です。

この状態で、シンボル(+マークの方)に変化を与えてみます。 すると自動的にコピーされたインスタンスの方にも同じ変化が施されます。(右図)

ただし、変更時のオブジェクトの選択にはダイレクト選択ツール(白い矢印)を使用しなければエフェクトなどの変更はインスタンスにまで反映されないので注意です。

このようにWEBページ内で予め同じ形状のメニューボタンを沢山用意する場合などに便利な機能だと言えるでしょう。(次に続く)




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