個人的見解 

イオンハウスを使ってみた!

<あくまで個人的見解>

 潟_イトーのイオンハウスを1週間使ってみた。マイナスイオンというものは本当に出ているのかどうか目には見えない。ある一定の基準で作られた測定器に頼るしか判らないものである。ユーザーの立場としていくらメーカーや偉い先生が効果があると言ったってとても信じられない物だ。潟_イトーはそこで考えた。「本体に最初から測定器をつけておこう」と‥。これはうまいと思った。

 測定器を作動させてみたら、確かにインジケーターのグリーンランプは点灯する。一個だけなら50万個/cc。2個点灯したら250万個/ccということになっている。あくまで目安だが、分子レベルのことなので250万個といってもたいしたことは無い。メーカーの数値によると直近では850万個/ccというレベルに達する。自然界で滝の周辺が一番多くて6000個/ccというから桁違いの発生量である。

 形状は将棋の駒みたいにも見える。材質は木製で家電製品としてはちょっとレトロな感じもするが、全体にわたってエコ製品ともいえる材料選びである。本物の木の加工は家具専門の木工屋さんに依頼したとのこと一級品である。心臓部である電子の放出針は3本あり、放出口からちょっと奥に見える。ここは手で触れても電撃を受けることは無い。送風機が無いので騒音の発生が無く、就寝中もまったく気にならない。

 実際、測定器では20〜30p以内ではインジケーターランプが2個点灯する。80〜90p付近ではかろうじて1個点灯する。周辺の壁などが近いとその距離は減少する。そんな状態で確かに出ているのだなと思えるのだが、手をかざしても感触があるわけではなく臭いも音も風も無い。静電気のような感触も無い。

 もしや電磁波が出ているのではと思い、携帯ラジオを近づけてみた。放出針の近づけても何の雑音も出ない。因みにラジオをパソコンの傍に近づけると途端にピーッと雑音が入る。インジケーターランプは点灯する。確かに電磁波は出ていないようだ

 それではこのマイナスイオンという直接感ずることはできないものをどう信じればよいのか。カタログの効能書きにある、「交感神経系機能亢進を抑制し、ホルモン学的、免疫学的なストレス抑制作用を示す」と言われてもそれを実感することが可能な物なのか?これが本当ならストレスで起きる病気はみんな治ってしまうじゃないか。しかし実験では数値的に確認されたとは言え、実感するだけの変化が無いほどの物か、それとも鈍いだけなのか。長期で使えば影響があるのか?逆にこれくらいで効果が出るようなら返って怖いのかも。

 私は肩こりと腰痛持ちなのだが残念ながら1週間では変化を感じられなかった。これは日常のストレスのほうが大きいのかな。もっともこれは個人差があるので人によっては効果があるかも知れないと言った方がよい。長期使用によればどうなるかはまだ不明。

 最もアピールできるのが殺菌力と清浄能力だ。並みの空気清浄機を上回る性能があるという。私はタバコを吸わないし小さな子供もいないのでよくわからないが、知人の女性はタバコの臭いと、犬の臭いがしなくなったという。メーカーが敢えて言っていない脱臭効果もあるようだ。

 思い切ってトイレに持ち込んでみた。自分の臭いはあまり気にならないものだがトイレ臭は別だ。換気扇を止めてみたが自分の臭いも気にならない。消臭剤の臭いは消えないようだ。これはトイレ用のもっと小さな物があってもよいのかなと思う。

 不思議なことに食べ物の臭いは消えにくいと感じた。それに壁に染み付いた臭いは取れないとも言っている。残念ながら焼き魚臭については実験できなかった。万能ではないと思うがそれなりの効果はあると感じた。

 結論として、実験結果から浮遊している塵埃(タバコの煙も)、細菌、カビ菌類には効果があるようなので、花粉症やダニアレルギーの人、タバコを吸う方、風邪をひきやすい方、臭いの気になる方、食品加工、料理に携わっておられる方などにお勧めな商品である。小さな子供さんを育てておられる方などにもお勧めの商品である。なぜなら危険性が無い。

 ある日、営業でタバコを吸う方に「ご家族の方に喜ばれますよ」とお勧めしたしたら、その方のご家族は全員がタバコを吸う人だったので、「誰も気にしていないよ」と言われてこのトークは失敗に終わった。

 多くの商品がそうであるように効果がありすぎるという物はかえって危険ということにもなりかねない。安全を謳うのであればこれくらいがちょうどよいとのかもしれない。

 マイナスイオンの効果を万能のように過大な宣伝しているメーカーもあるが、本製品のマイナスイオン発生量はそれよりもはるかに多い。また、オゾンも同時に発生させることのある製品も出回っているらしい。言葉に惑わされず、盲目的に信じることも無く、なお頭から否定するでもなくご判断を願いたい。

文責 西井

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