■3.相対パスと絶対パス■

画像が表示されなかったり、リンク先のファイルが見つからない原因の一つとして、「パスの指定」が間違っている事があげられます。

パス(Path) とは、コンピュータがデータを探すときの道順を表します。例えば次のようなフォルダとファイルを考えてみましょう。
123.jpgは、「image」フォルダの中に、abc.htmlは、「data」フォルダの中に、xyz.jpgは「img」フォルダの中にあります。

ファイル「xyz.jpg」の場所を指定するときに、絶対パスで指定すると、

c:/user/data/img/xyz.jpg

と記述します。絶対パスは、常にドライブの一番上を起点として、上から順に指定する方法です。
絶対パスでの指定は分かり易いのですが、データをフロッピーディスクにコピーした場合にドライブ名が変わったり、サーバーにアップロードした場合に、トップディレクトリが変わってしまい、パスを変更しなければなりません。
そこで、リンク先のHTMLファイルやイメージファイルは相対パスで記述します。
相対パスは、表示されているHTMLファイルを基準として、一つ上とか、一つ下のように、相対的に記述します。相対パスならサーバーに転送しても、ファイルの場所が変わっても有効だからです。
上の例を、abc.html を基準として相対パスで記述すると次のようになります。

img/xyz.jpg

また、123.jpg の指定は、

../image/123.jpg

のように指定します。
../」は、一つ上のフォルダを表します。123.jpgは、「一つ上のフォルダの中の、imageサブフォルダにある」という意味です。
ホームページ制作 京都|ホームページ作成|リュウム