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H15年に出会った、育児サークルの「ポコポコらんど」
毎月1度、来月の日程表を頂くのですが、
そこにはいつもメッセージが添えてありました。
私には、心に響くものが多かったのでその言葉をまとめさせて頂きました・・・。





 はじめに・・・

たぶん、Kちゅけが私にとって1人目の子供で初めての育児だからこう言うメッセージに、いちいち「なるほどぉ」と思うのだと思います。
子供が2人、3人と増え、毎日の生活に追われるようになると、なかなか分かってても出来なくなることも多くなると思いますが、今こうして「なるほどぉ」と思ってる気持ちを私は
大切にしたいと思ってます。

「ポコポコ」では、指導してくださっている方がいらっしゃって、その方をみんな先生と呼んでます。ですので、ここでも先生と表現させて頂いてます・・・。
それと、「ポコポコ」では、わらべうたをよく聞かせていただいていますし、いつも最後に
絵本を2冊ほど、読んでくださっています。



テレビがつくる言葉遅れ

「テレビがつくる言葉遅れ」という朝日新聞の記事を目にしたのは、5月頃だったと思います。幼い時テレビ、ビデオ漬けで過ごした子供は、運動機能・知能に問題がないのに、
言葉が喋れず、仲間と遊べないということで、病院に来る親子が増えている
「新しいタイプの言葉遅れ」と名付けているそうです。
今の時代に子育てするには、子供が幼い時、機械に子守りをまかせっきりにならないよう、大人が規制していくことも必要なことかもしれません。
幼い時こそ、1対1でその子だけに向けられる言葉の大切さを思います。
この時期こそ、体の持っているたくさんの力(五感)を全開にして、見たり、触ったり、
聞いたり、感じたりして、本物の体験をして、短い子供時代を生き生きと過ごして欲しいです。
                                       〜 2003年 9月 〜


子供と絵本

ポコポコの子供たちに本を読む時、いつも何を読もうか、たくさんの本の中から悩みます。
2〜4才では本当は、ひざに抱っこして、1対1で読んであげるのが1番なのに、
ポコポコでは、1対多 になっていることを、とても申し訳なく思います。
「もう1回読んで!」と言ってくれる時、読み手として最高の幸せを感じるのですが、
「ごめんね」と言わなくてはならなくて、本当にごめんなさい。長く読み継がれたしっかり
した本は、子供たちの心の中に深く入っていきます。
そして、そんな本はくり返しくり返し何回も読んでくれ!と子供が要求します。
ぜひ、秋の夜長にゆっくり絵本を親子で楽しんでみて下さい。きっと、目に見えない
ステキな何かが、子供の心に残っていきますよ・・・。
                                      〜 2003年 10月 〜


わらべうた

わらべうたは絵本と同様、言葉を大切にしています。方言や昔の言い方で何の意味か分からなくても、その言葉の持っている響きに子供たちは耳を傾けてくれます。
日常の生活では大人(親)は、そしてテレビからは、どんな言葉が子供に向けて発せられているでしょうか?
子育ては目に見える結果を求めると、大変息苦しく、しんどいものになりますが、
「子供と共感しながら、響きあいながら育てる」と楽しく、やわらかい時間になるのでは・・・と思います。わらべうたや絵本は、その手助けをしてくれるのかな・・・と、思っています。
「戦いごっこ」ばっかりだと、子供の心もギスギスしてこないか、ちょっぴり心配です。
                                      〜 2003年 10月 〜


河合 準雄さんの話

10/10に河合準雄さんの話を聞く機会がありました。心に残った言葉は『子供の声を聴く』とは、決して聞きだすではなく、『耳をすます』ことだと言うことです。
水が高いところから低いところへ流れるように、大人がそういう心を持って子供に向かうと、きっと子供の声は流れてくるんだと思います。簡単なようで難しいことだと思います。
大きな声で威圧的に接すれば、子供の声は聴けないのでしょうね。思春期の我が息子(先生の息子さん)を前に、実感しています。
そして、どうしても許せないこと、伝えたいことは真剣にぶつかって伝えたら、子供は幼くても、中学生でも心の奥に響くのだと思います。
                                      〜 2003年 11月 〜


阿部 ヤエさんという遠野の方の言葉から・・・

私(先生)の好きな「わらべうた」を伝えて本を出されている、阿部ヤエさんという遠野の方の言葉から・・・
『小さい子は上へ上へ育てるのではなく、横にふっくらふっくら育てるもんだ』
ついつい、他の子や育児書と比較したり、ひとつ何か出来るようになると今度はこれ!!と欲を出してしまいがちなのが親ですよね。特に、ポコポコの子供たちの年齢では、しっかり目と目を見て話を聞いてやり、子供と共感(うれしい時は一緒に喜び、悲しい時はその気持ちに添ってやるなど・・・)することが1番です。
目を見てほめる。目を見て叱る。子供たちは自分だけを見てくれる大人を求めています。自分を受け止めてくれる人の存在感が、子供の心を「安心」と「満足」で満たし、これが思春期以降の自立につながると言われています。
                                      〜 2003年 12月 〜


アノネ

                  アノネ
                  親は子供をみているつもりだ
                  けれど
                  子供はその親を
                  みているんだな
                  親よりも
                  きれいな
                  よごれない
                  眼でね              相田 みつを
                                「なやみはつきねえんだなぁ」より

子供って思ったように、言ったようにはなかなか育たず、結局は親が育てたように育つんですよね。親自身の姿勢、生き方が問われているようで、背筋の伸びる思いです。
中学生(先生の息子さん)にもなると、向こうの方が大人じゃん・・と、思うこともしばしば。
その全てが、私(先生)&夫が育ててきた、まさにその結果なのですから・・・。
母・・・がんばります。
                                        〜 2004年 1月〜
 


「ことばの森」

   子供が「いい子」になると可愛がるお母さんがいる。
   しかし子供は、可愛がられると「いい子」になるのである。   佐々木 正美氏

・・・「ことばの森」という本の中で出会った言葉です。「子供へのまさざし」という本の著者でもある佐々木さんですが、う〜〜んと、うなってしまいました。
ニワトリが先か、卵が先か・・・ではありませんが、生まれてきた時、その存在がいて
くれるだけで幸せという気持ちが、いつのまにか、あれもこれもと、たくさんのおもりを
付け、それも「あなたのために」「大人になって困らないように」と、いっぱい正しそうな
理由を付け「いい子」を育てることに疲れてしまう子育てになっていませんか?
心の柔らかい幼い時にいっぱい『いとおしい』気持ちを伝えて育てていくことが、
遠回りながらも子供が1人で立ち歩んで行くことへ、つながような気がしてなりません!
                                         〜2004年 2月〜


サンタクロースの部屋

  心の中に、ひとたびサンタクロースを住まわせた子は、心の中にサンタクロースを
  収容する空間をつくりあげている。サンタクロース、その人はいつかその子の心の
  外へ出て行ってしまうだろう。だが、サンタクロースが占めていた空間は、その子
  の中に残る。この空間がある限り、人は成長に従って、サンタクロースに代わる
  新しい住人を、ここに迎え入れることが出来る。
                          〜 サンタクロースの部屋  松岡 享子 〜

時々、このお手紙に登場していた(先生の)中3の息子は、高校受験という人生初めての自分だけで越えなければならない、大きな山を登り始めました。そして、もうすぐ頂上につけるか・・・という所なのですが、彼もポコポコの子供たちと同じ年齢から、小学生高学年、いや、半信半疑を入れると中1ぐらいまで、サンタクロースの部屋を持ち続けていました。
今はもう、彼の中からは確実に、サンタクロースは出て行ってしまったようです。
でも、この1年あの子を見て思うのは、サンタクロースの部屋は本当にずっとそのまま
残っていて、そこには、「自分を信じる力」「心配してくれる親やおじいちゃん、おばあちゃんのことを思い信じる気持ち」「山からすべり落ちそうになった時も、足を踏ん張り、
人のせいにしないで、又1歩ずつ前を向いて登り始める力」が、サンタクロースに
変わって、生まれ育ってるのだなぁ、と思いました。
ポコポコの子供たちが、心の柔らかいこの幼い時にふしぎの住める空間をたっぷりとってやることが傍らにいる、私達大人の役目だと思っています。
絵本やわらべうたを、共に楽しんでくださった皆さんならサンタクロースの部屋・・・
きっと、大切にしてくださるでしょう。
                                〜 2004年 3月 お別れ号 〜





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